第1回 店が成功する前提条件
第2回 立地評価 T
第3回 立地評価 U
第4回  売上高予測
第5回 立地選定のプロセス
第6回 既存店再構築 T  (企業収益最大化への道)
第7回 既存店再構築 U(企業収益最大化への道)
第8回 流通業界「勝ち組」の条件
第9回 立地の回帰
第10回 競争力強化
第11回 競争力強化 U

第2回 立地評価 T

立地条件の良し悪しは、業種・業態・規模等によって異なります。

しかし、共通していえることが次の二点です。

近づきやすさ
 

近づきやすさとは、顧客がその店に行きやすいか否かということです。

 「近づきやすさ」とは次のようなことが言えます。

 ・首都圏など買い物交通手段が「徒歩・自転車」が多い立地は、自動車の交通の危険にさらされることなく店まで行けることです。「自動車交通量が少ない」「広い歩道がついている」などがこれに当てはまります。

 ・自動車の近づきやすさとは、右左折で出入りしやすい立地か否かということです。

 
A:近づきやすい立地
 
B:近づきにくい立地

 

 Aのように店のどちらの方向から来てもスムーズに店に入れる立地は「近づきやすい」と言えます。

 Bのように中央分離帯のある道路は、右折では店に入れません。このような立地は「近づきにくい立地」といえます。

近づきやすさ重視の業態⇒来店頻度の高い業態

             スーパーマーケット、ドラッグストア、コンビニエンスストア等

近づきやすさ軽視の業態⇒来店頻度の低い業態

             ショッピングセンター、ホームセンター、専門店等

※業種、業態によってこれを誤ると、赤字店となってしまいます。

 

集めやすさ
 

 集めやすさとは、如何に広域から顧客を集められるかということです。

 広域から顧客を吸引しなければならない業態は次の通りです。

 ・ショッピングセンター

 ・ホームセンター

 ・大型ディスカウントストア

 ・家具店などの低頻度型の業態 など

 

集めやすさに優れた立地は次の通りです。

 ・東西南北に生活主要道路が長く伸びている。

 ・鉄道、河川などの商圏分断要因がない。

 ・競合店の位置と規模が商圏を分断していない。

 ・将来の都市計画道路などの予定で商圏が更に拡大できる。

 

 地方都市の場合、買い物交通手段が自動車が大半であり、自動車客の「近づきやすさ」と「集めやすさ」が立地選定の最大のポイントになります。

 

 最後に立地選定のポイントをまとめてみます。

 ・徒歩、自転車で安全に店に行けること

 ・右左折で店舗駐車場に入れること

 ・商圏に広がりのある道路網があること

 ・商圏分断要因が少ないこと

 ・都市計画道路をチェックすること

 ・競合店と立地を比較した場合「戦える立地」であること

 

次回は「立地評価パートU」です。