第1回 店が成功する前提条件
第2回 立地評価 T
第3回 立地評価 U
第4回  売上高予測
第5回 立地選定のプロセス
第6回 既存店再構築 T  (企業収益最大化への道)
第7回 既存店再構築 U(企業収益最大化への道)
第8回 流通業界「勝ち組」の条件
第9回 立地の回帰
第10回 競争力強化
第11回 競争力強化 U

第11回 競争力強化 U

前回から時間が空いてしまってすみません。
前回の復習をすると次の式でしたね。

V(価値)の値が大きいほど、顧客の満足度が高いといえます。

来年の4月から消費税の増税が決定しました。消費者は「節約志向」が進むでしょう。
イオングループは、ディスカウント業態の「ザ・ビッグ」の強化を発表しました。
C(価格)を下げてV(価値)を高める作戦です。
我々中小のスーパーマーケットが同様のことを行っても、大手チェーンのVに太刀打ちできる訳がありません。

我々中小スーパーマーケットのVを高めるすなわちQを高める方法を考えてみましょう。

  • 団塊の世代が65歳を超えて高齢者グループに入ってきた。
  • 広い店での買物は疲れる
  • 少量パック商品が欲しい
  • おいしい物を少しづつ食べたい

最近、コンビニエンスストアが、高齢者の支持を得ている理由は、上記のような高齢者のニーズに応えているからです。
スーパーマーケットの商品の量目は、まだまだ多いのです。
「量を少なくして値ごろで販売する」とQ(店の品質)は上がります。

・中小のスーパーマーケットのQを上げるポイントは「接客」です。
「接客」は、コストアップにはなりません。
接客レベルを向上させるという言葉は簡単ですが、実施するとなると、多くの企業が挫折しています。
接客を良くするということを成功させるために何が必要でしょうか?

マクドナルドとスターバックスで考えてみましょう。
マクドナルドは「マニュアル」スターバックスは「プライド」です。
マクドナルドもスターバックスもアルバイトです。
どちらも接客・サービスは標準以上です。
スターバックスのコンセプトの一つに「おしゃれ」というものがあります。
おしゃれで最先端の店で働くことは、若い女性にとって、プライドが持てるのです。
プライドが持てる仕事であれば、自然と笑顔もでてきます。

スーパーマーケットの従業員は「接客」が苦手という人が多いです。
これは、セルフサービス販売が基本にあるからです。
レジ係以外は、品出しや陳列が主な仕事です。
このため、笑顔での接客を忘れがちになるのです。

接客・サービスの基本は、教育も大切ですが、プライドの持てる「企業」「店舗」を実現することが最も重要です。

中小のスーパーマーケットのQ(品質)を高める第一歩は「接客・サービス」です。基本中の基本ですが、実現が最も難しいともいえます。