第1回 店が成功する前提条件
第2回 立地評価 T
第3回 立地評価 U
第4回  売上高予測
第5回 立地選定のプロセス
第6回 既存店再構築 T  (企業収益最大化への道)
第7回 既存店再構築 U(企業収益最大化への道)
第8回 流通業界「勝ち組」の条件
第9回 立地の回帰
第10回 競争力強化

第10回 競争力強化

第10回 競争力のある企業・店について考えて見たいと思います。
「競争力」とは「顧客が支持する店」ということになります。
「顧客満足度」の高い店ということにもなります。

最近のスーパーマーケットを見ると、「価格競争」一色のように見えます。
なぜ、激しい価格競争が起きているのか?
それは、各地とも「オーバーストア」になっているからです。
オーバーストア地域で勝ち組になるための手段として、最も安易で効果的な方法は「安売り」です。
競合店よりも安く売って、顧客を集めることは、子供でも可能です。
ただし、更に安い店が出現すれば、顧客は離れてしまいます。

価格競争は、最終的には「資本力」で決まります。
西友(ウオルマート)は、徹底した低価格で躍進しています。
世界一の小売業が、本気出せば、我が国の小売業は一溜りもありません。
中小のSMが、価格競争に頼ることは大変危険な考え方です。

それでは、どうすればいいのでしょうか。
次の式を見てください。

Vの値が大きいほど、顧客は満足します。
例として、ユニクロがわかりやすいと思います。
ユニクロは、低価格の衣料品で、業界に風穴をあけました。
ユニクロの衣料品は、「安かろう悪かろう」ではありません。

C(価格)と比較してQ(品質)がよく、結果として、V(価値)の値が大きく、他の企業の追随を
許しません。

これからの考え方は、C(価格)を下げることは必要ですが、Q(品質)を上げることが大変重要に
なります。

ここでいう、品質とは、商品の品質ではなく、接客・サービス、店づくり、プレゼンテーション、品揃えなど全てが入ります。
成城石井が、見事に再生しました。
その第一歩が「あいさつの徹底」というのはあまりにも有名です。

あいさつも店のQ(品質)を上げる一つの手段です。
次回から、Qについて、詳しく解説したいと思います。